本能的メカニズムの不調

悩む人

身体からだるさが抜けず気持ちもふさぐ、動悸や手足のふるえ・発汗など不快なコンディションが続くのに検査をしても「異常なし」と言われる、それは自律神経失調症かもしれません。自律神経失調症は、人間の身体を無意識的にコントロールしている自立神経が不調に陥った結果、先のような症状が現れてくることを言います。またそういった身体症状のほかにも人間不信やうつなどの精神的症状が現れるケースなど実にさまざまな病態があります。例えば野生動物で考えてみましょう。獲物が突然出現する・敵が現れるなどすると、その身体は本能で「臨戦モード」に切り替わります。アドレナリンなど興奮を呼ぶ物質の働きにより脈拍上昇・呼吸も激しくなり来たる戦いに備えます。一方で日没後などリラックスタイムになると活発化していた脈拍・呼吸を抑制して身体を弛緩させる(副交感神経の働き)、これもまた自然に備わった本能であり、合わせて「自立神経の働き」と言われます。この自然のシステムがなんらかの理由で不調をきたした状態が自律神経失調症です。

自律神経失調症の引き金になるものとしてさまざまな原因が考えられます。アルコールを過剰に摂ること、また女性なら更年期障害によるホルモンバランス異常といった原因が明らかなケースもあるものの、実際には遺伝的に引き起こされる自律神経失調症もあるために、なにがトリガーかという判断は難しくなっています。いずれにせよ、多くの発症者は日常生活に多くのストレスを抱えていることが報告されています。そういった面を視野に入れながら、心身にわたる適切なケアをしていくことが大切となるでしょう。比較的よく知られたセルフコントロール方には「自律訓練法」といったものがあります。またカウンセリングも有効ですし、投薬等西洋医学に添える形で効果をあげているのが鍼灸や音楽療法・アロマテラピーなどです。

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